愛知県の産業構造や特徴

愛知県の概要

愛知県は、日本の中部地方に位置する県で、県庁所在地は名古屋市です。日本のほぼ中央に位置し、南は太平洋に面し、西は三重県、北は岐阜県、北東は長野県、東は静岡県と接しています。
 
直近では、ジブリパークの第2期開園、STATION Ai、愛知国際アリーナ、アジア・アジアパラ競技大会、リニア中央新幹線開業、中部国際空港第二滑走路供用開始など、大型プロジェクトが進んでいます。
 
工場や倉庫の不動産案件に特化した事業展開を行うDEPOLAB~デポラボ~では愛知県全域を対応エリアとしております。愛知県の特性を理解した上で、不動産事業を通して地域発展に貢献していきたいと考えております。今回のコラムは手始めに愛知県の産業構造や地域としての特色を記載したいと思います。
 

参照:産業立地通商課

愛知県の交通面

東名・名神、伊勢湾岸、中央、東名阪、東海北陸、東海環状などの高速道路が優れたネットワークを形成しています。 さらに、2020年度には、東海北陸自動車道(一宮JCT)の一宮稲沢北IC、2021年度には、名古屋第二環状自動車道の名古屋西JCT~飛島JCTが開通しました。また、三遠南信自動車道等の整備も進められており、今後ますます道路アクセスの利便性が向上します。

愛知県の主な港湾

愛知県には、国際拠点港湾である名古屋港を始め、重要港湾である衣浦港や三河港があり、国内外を結ぶ流通基地としての役割を果たしています。

名古屋港

  • 総取扱貨物量、貿易黒字額共に日本一の国際貿易港です。
  • 飛島ふ頭南側コンテナターミナルでは、国際海上輸送の中核施設として水深16mの2つのバースが供用されており、鍋田ふ頭コンテナターミナルでは、貨物の増加に対応するため、第3バースが2012年度から供用されています。
  • 港内全てのコンテナターミナルを一元管理する国内先進のコンテナターミナルシステムが導入されています。これにより荷役作業の効率化や処理時間の短縮化が図られ、物流コストの削減に貢献しています。

衣浦港

  • 石炭、穀物などのバラ貨物を主に取り扱っており、背後地域の物流・生産活動を支える工業港として、重要な役割を果たしています。
  • 中央ふ頭西地区では、港湾物流の主要道路となる臨港道路の改良を行っており、物流機能の強化を図っています。
  • 亀崎ふ頭地区では、「アジアNo.1 航空宇宙産業クラスター形成特区」として国の指定を受け、中部国際空港と連携したシー&エアーによる大型航空部品の貨物輸送を行っています。

三河港

  • 輸入自動車金額・台数共28年連続日本一(2020年)である世界有数の国際自動車港湾です。
  • 神野地区では、貨物の増加に対応するため水深12m岸壁の整備や新たな用地の拡張が図られています。
  • 蒲郡地区では、さらなる港湾機能の充実を目指し、水深11m岸壁の整備が進められ、2015年に250mで供用を開始し、その後に延伸が図られ、現在350mで利用されています。
  • 豊橋コンテナターミナルにはガントリークレーンが2基設置され、コンテナ物流機能の強化が図られています。
 
 

空港

愛知県には、中部国際空港(セントレア)と県営名古屋空港があり、多様なビジネスニーズに的確に対応しています。

中部国際空港(セントレア)

  • 名古屋駅から電車で最速28分、中部圏と世界を結ぶ空の玄関口です。
  • 国際線、国内線が一体となった24時間空港です。
  • 空港では国内初の総合保税地域に指定されています。
  • 空港貨物地区に隣接した愛知県企業庁の分譲用地では、自社物流施設を展開することができ、リードタイムの短縮や物流コストの削減が可能です。

名古屋港・衣浦港周辺で製造されたボーイング787の主翼や機体の一部を、セントレアまで海上輸送し、セントレアからアメリカへ超大型貨物機により空輸しています。

県営名古屋空港

  • 名古屋駅からバスで約20分、アクセス抜群です。
  • コミューター航空や国際ビジネス機など小型航空機の拠点空港となっています。
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愛知県のその他の特徴

  • 中部地方の県では最も人口が多く、県庁所在地の名古屋は中部地方で最大人口を擁する
  • 三大都市圏の一角である中京大都市圏の中心となる県であり、日本経済を大きく支える
  • トヨタ自動車を筆頭に自動車関連企業が数多く存在することで有名
  • ロボットや繊維、陶磁器などモノづくり産業が集積しており全国で大きなシェアを占める
  • 生活コストが安く、交通の便がよいとされる
  • 商業施設や医療機関が充実しており「住みやすさ」を感じている人が多い
  • 茶臼山など山の自然も豊かである

工場倉庫建設など企業の事業支援をする産業立地通商課とは

産業立地通商課は、企業の立地や事業展開を支援する課です。具体的には、次のような事業を行っています。デポラボのような産業用不動産を専門に取り扱っている不動産会社へ依頼するのももちろん良いですが、まずは情報収集という方は公的機関で相談してみるのも良いでしょう。

  • 県内企業を対象に産業立地優遇施策の説明会を開催する
  • 市町村と連携して企業への訪問活動を行う
  • 立地企業に対してきめ細やかなフォローアップを行う
  • 企業の愛知県への進出や県内での事業展開を支援する

愛知県内の産業立地に関する施策の紹介、産業用地情報、優遇制度、法律や税制面など様々な情報発信をしています。

※産業立地通商課の公式ホームページはこちら

産業立地通商課(産業立地サポートステーション)

〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2 愛知県庁本庁舎1階

立地指導・調整グループ  tel 052-954-6342
立地推進グループ     tel 052-954-6372
国際業務企画グループ   tel 052-954-6356 / fax 052-961-7693


〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-4-38 愛知県産業労働センター(ウインクあいち)18階

海外展開支援グループ  tel 052-533-6650 / fax 052-533-6651

東京事務所産業誘致課(産業立地サポートステーション・愛知)

〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-3 都道府県会館9階

tel 03-5212-9972 / fax 03-5212-9095

愛知県はバランスのとれた産業構造

自動車に代表される輸送機械産業が有名で、工業県のイメージが強い愛知県ですが、商業や農・水産業も盛んです。歴史的にも交通や物流の要所としてたくさんの人やモノが行き来して来ました。

令和3年経済センサス」によると、令和2年の愛知県の製造品出荷額等は43兆9,880億円(従業者4人以上の事業所)と全国の約14.6%を占め、第2位の大阪府(16兆9,758億円)とは大差で、44年連続日本一のものづくり県であります。

都道府県別製造品出荷額等

資料:経済産業省「令和3年経済センサス」

全国に対する主な1位業種

製造品出荷額等において24業種中10業種が全国1位です。

資料:経済産業省「令和3年経済センサス」

製造業の業種構成

業種別にみると、輸送機械が製造品出荷額等の53.1%、従業者数の35.8%と最も多くを占めています。

資料:経済産業省「令和3年経済センサス」

愛知ブランド

愛知のものづくりを世界のブランドにするために、愛知ブランドとして発信。

愛知県では、この日本一の実力を持つ本県の製造業の知名度を向上させ、愛知のものづくりを世界のブランド(愛知ブランド~Aichi Quality~)にして県内製造業の競争力アップを図るため、県内の優れたものづくり企業を平成15年度から愛知ブランド企業として認定しており、2022年度までに406社を数えます。
認定を受けた企業は、伝統的な産業から最先端のハイテク産業、あるいは素材、部品から完成品まで、幅広い業種業態があり、本県のものづくり企業の厚い集積を象徴しています。

工場倉庫の不動産案件に特化したデポラボ~DEPLAB~

松本産業株式会社が運営する『あいちの工場倉庫ならデポラボ』では愛知県内の工場や倉庫を専門として不動産事業を展開しております。長年愛知県豊田市を中心に地域密着の企業として様々な事業に携わって参りました。これまで培った独自のネットワークを最大限活かし工場や倉庫などの事業用・産業用不動産案件の課題解決を図ることで地域経済の更なる発展に貢献して参りたい、そのように考えております。不動産のことでお困りの際はいつでもご相談ください。

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